「Web会議中に映像がフリーズする」
「特定の席に行くとWi-Fiが繋がらない」
「社員が増えてからネットが遅くなった気がする」
オフィスのネットワーク環境に、このようなストレスを感じていませんか?
家庭用ルーターをそのままオフィスで使っていたり、なんとなくで機器を設置している場合、
こうしたトラブルは頻繁に起こります。
今回は、オフィスのWi-Fiトラブルの主な原因と、プロが実践する快適な環境構築のポイントを解説します。
1. 「家庭用ルーター」の限界
小規模なオフィスでよく見かけるのが、家電量販店で買ってきた家庭用Wi-Fiルーターを使っているケースです。
家庭用は「家族数人が動画を見る」程度を想定して作られていますが、オフィスでは「十数台のPCとスマホが
一斉に通信し、大量のファイルをやり取りする」という高負荷がかかります。
接続台数の許容量を超えると、ルーターの処理が追いつかず、速度低下や接続切れが発生します。
ビジネスには、同時接続に強い「法人用アクセスポイント」の導入が不可欠です。
2. 電波の「干渉」と「死角」
Wi-Fiの電波は目に見えませんが、障害物や他の電波の影響を大きく受けます。
- 干渉: 近くのオフィスからの電波や、電子レンジなどの家電製品が発する電波と干渉し、
不安定になることがあります。 - 死角: コンクリートの壁や金属製のロッカー、パーテーションなどは電波を遮ります。
「ルーターを棚の中に隠している」などもよくあるNG配置です。
これらを解決するには、事前の「電波調査」を行い、最適な設置場所と台数を設計する必要があります。
3. 配線周りの整理も重要(LANケーブルの規格)
意外と見落としがちなのが、LANケーブルの古さです。 ルーターが最新でも、壁の中や床下を通っている
LANケーブルが古い規格(カテゴリー5など)のままだと、そこで通信速度が頭打ちになってしまいます。
「昔から使っているケーブルをそのまま挿している」という場合は、ケーブルの交換だけで速度が劇的に
改善することもあります。
まとめ:ネットワークは「見えないインフラ」
水道や電気と同じく、ネットワークも止まると仕事にならない重要なインフラです。
「繋がればいい」ではなく、「ストレスなく速い」環境を整えることは、社員の集中力を維持し、
業務効率を最大化するための投資です。
ワンズ(ONES)では、現場の電波状況を調査し、配線整理から機器の選定・設置まで、
オフィスのネットワーク環境をトータルでサポートしています。
「今の環境を一度見てほしい」というご相談も大歓迎です。

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